顔汗頭皮汗が蛇口をひねった如くダバダバ。もしかして更年期障害?🤣
しかし街中は道路や建物からの輻射熱でクソ暑いですな。
近所に大きな川でもあればなぁ。
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今日の話題はゲンロクノシガイ、サフランノシガイ、クリフノシガイ他について。
どう見分けるの?
先にお断りしておきますと、ワタシだって完璧に同定してるわけではないですよ。
図鑑やネット上の情報を眺めながら、「落としどころとしてこう考えた」ってのを以降に書きます。
自分がオクで出したクリフノシガイ、昔の採集の頃からナニモン?って名前を充てられなかった貝です。
イノー内の清浄な海水域の死サンゴ域で見つかるですが、付着物や殻の浸食が多くて綺麗なのはなかなか見つからずです。
昔はこの上の貝がゲンロクノシガイなんかいな?とやんわり思ってたですよ、下の本物のゲンロクノシガイを見つけるまでは。
下のゲンロクノシガイは恩納村のどっちかっというと泥多めの環境での採集品で1個しか採れてないです。探したけど他には見つからず。
上のクリフノシとサイズ以外はそっくりですね。ゲンロクのサイズはクリフの倍近くあるですよ。
ただし、殻口の赤茶色の部分は図鑑やネットで確認しても特徴の一つになってるようです。
私がクリフノシとしているモノには過去を含めて殻口が赤茶(紫褐色)に染まるものは一つも遭遇してないです。
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ここで、サフランノシガイに目を向けると
自分がこの貝の画像を紙ベースで確認できたのは「沖縄の海の貝・陸の貝(久保・黒住)」だけです。
ただ、手持ちのこの本はページによっては色合いがビミョーでサフランノシガイが載ってるページも変な色合いです。
おかげで橙色部分があるのかないのかわからない。
私がクリフノシとしている貝もこの沖縄図のサフランノシガイとサイズ感シルエット、ハビタットまで同じなのに、いかんせん色が悪くて・・・うーんうーんって感じ。印刷物は色が大事ってのは理解できるかと。
結論を言えば
沖縄図のサフランノシガイの標本に使われてる貝と私がクリフノシガイとしている貝は多分同一種だと思うですよ。
じゃぁ私のクリフノシがサフランノシガイかというと、それは違うと思う、です。サフランノシガイは別にある、だと思うです。
近海産図2版のゲンロクノシガイの説明には「サフランノシガイは小型で太めの個体変異と思われる」の記述があります。
沖縄図ではゲンロクノシガイとサフランノシガイの関係はひとことも触れられてないです。
奥谷の説明の「太め」に???てなりまする。←別の貝を観てるのでは?
サフランノシガイがゲンロクノシガイの小型フォームとした場合、沖縄図の標本に戻ってサイズやフォーム違いはいいとしても、殻口が赤茶に染められる部分が存在してないのが私は気に入らない。私のクリフノシガイとしているものをサフランノシガイの名前に置き換えても、殻口が赤茶に染められた個体を確保したことは過去も含めて一度もない。つまりフォーム違いではない別もんですよ。
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さらに話を混乱させるかもしれないが
ちょっと和名視点を離れましょう。
学名から和名を眺めてみましょうね。
Engina lauta Reeve, 1846 → 対応する和名 ゲンロクノシガイ(近海産図2版)
Engina alveolata Kiener, 1835 → 対応する和名 サフランノシガイ(近海産図1版、沖縄図)、ゲンロクノシガイ(微小貝図鑑、鳥羽水族館ギャラリー)
Engina mundula Melvill & Standen, 1895 → 対応する和名 クリフノシガイ(近海産図2版)
Engina zepa Duclos, 1848 → 対応する和名 ゴマダラノシガイ(近海産図1版、微小貝図鑑)
Engina histrio Reeve, 1846 → 対応する和名 ゲンロクノシガイ(近海産図1版)、サフランノシガイ(微小貝図鑑)←WoRMSには存在しない学名。
ええかげんせぇよ!、であります。😂
気づくのは「クリフノシガイ」って和名はメジャーではないようで。
「クリフノシガイ」でググると、京都大学総合博物館と大阪市立自然博物館が出てくるが・・・
京大博物館の標本図のラベルにはそんな和名は書かれてないし。おまけにこの京大の標本はアクキガイ科のサフランヒナレイシなのでは?(外唇の歯)笑
学名から近海産図の和名に従ったのかしら?って感じ?。初めて出てくるのっていつなん?誰か教えて?
突然に「ゴマダラノシガイ」を出現させてますが・・・
理由は近海産図1版のゴマダラノシガイの図柄が2版ではクリフノシガイに変更されてるからであります。
実際にググってでてくる画像を眺めると、ゴマダラノシガイ、ワタシにはクリフノシガイと同じモノにしか思えません。
肋の間が狭い広いとか橙色の濃淡とか肩がはるだのはらないだの微細な違いはあるようですが、ワタシには個体差もしくは地域個体群差の範疇にしか思えませんね。
ここで一旦まとめますね。
和名は、ゲンロクノシガイ、サフランノシガイ、クリフノシガイ、ゴマダラノシガイの4つが存在します。
学名は、E. lauta、E. alveolata、E. mundula、E. zepa の4つですね。
lautaは図版はあるけど原記載を見つけられなかったので、実際どのように記述されてるのかは知りません。
zepaはサーバーが消えてるのかアクセスできず。
代わりにManual of conchology, structural and systematic 05にalveolata、lauta、zepa、histrioの名前と図版があったので貼っておきますね。
lautaの図版
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私の個人的な見解は
ゲンロクノシガイとサフランノシガイは同じ群でフォーム違い(橙色部分があるのとないの)だろうなと考えます。別種か同種かは知りません。
クリフノシガイとゴマダラノシガイ・・和名で語るとちょっと違う意味を持つので学名で語りますね。
E. mundulaのタイプ標本はこちら
アクセスがめんどくさい人のためのコピー↓
E. zepaのタイプ標本はこちら
アクセスがめんどくさい人のためのコピー↓
※英語版wikiの図版はオカシイ
mundulaとzepa、同じじゃないの?🤣
もしも違うとしたら、タイプ産地がmundulaは南半球なので海流によって北半球の個体群とは分断されてても良さげではあります。
ただし海流によって分断といっても、大陸と海洋が今の位置にない時代にさかのぼると・・・・おおもとは同一かもですね。
で、zepaはマダガスカルでも採れてるし・・・
同じだ同じ!←自棄を起こした
浮遊期が長ければ同種で収まるかもだけど、浮遊期が短いと全部他人のそら似になるよw。
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ということで、まとめます。
ゲンロクノシガイとサフランノシガイは同種または同種由来で表現が異なる(例:橙色が出現しない)変異型を呼び分けてる。
橙色部分がないのがKienerのalveolata だそうで。
橙色部分が黒色に置き換わったやつがまた別の変異型(histrio ?)になるのかな。
和名としてのサフランノシガイは使わない方がいいのかもです。
クリフノシガイとゴマダラノシガイは同じモノ!ビミョーに異なるのは個体差個体群差じゃぁ!
沖縄図のサフランノシガイはクリフノシガイ(ゴマダラノシガイ)です。
奥谷のいうサフランノシガイの説明は微妙に違うです。
形態で語るとココが限界です。DNAで調べなおしたら?
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